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ZOOM根管治療トレーニングコース

こんにちは 院長の菊池です。

コロナになってからZOOMを利用したWEBセミナーが大はやりで、2年前まではほぼ毎週末は東京へセミナー受講だったのが、

世の中も変わりまして、結構な内容のセミナーを自宅で受講できるようになってきています。

そんな中、面白いなーと関心させられるのが、根管治療の年間コース(実習付き)です。

 

根管治療というのは、歯の神経をとったあとの根の治療のことです。

歯を長く使うためには、何よりも歯の神経をとらないこと。

歯の神経を失ってしまうと、約20年後には抜歯となるともいわれております。

歯の神経をとらないように予防歯科、初期治療が大切ですね。

 

そうはいっても、やむを得ずどうしても神経をとらなければならないこともあります。

歯の神経の入っている管の形が非常に複雑で分岐しており、めちゃくちゃ難しい。

歯の神経を染め出して標本にするとこんな感じ。

超複雑。

これがいったん細菌感染してしまうと、本当に難しい治療になります。

根の治療は、歯科の治療の中でも最も難しく、時間のかかる、大変な治療といえるかも知れません。

歯科医師の中でもこの根の治療だけを専門に行う、根管治療専門医が増えているのも事実です。

そのくらいきちんと治療するのは難しい。

 

今年受講しているセミナーは、1年間を通して、根管治療専門医がどのように診査診断をおこなっているのか

根管治療に係る知識と技術を学ぶというものです。

毎回3時間以上の講義、

そして、宿題がすごい

この写真にあるような複雑な歯の模型(難しい歯を再現した3Dプリンター模型)をずらっと渡されて、毎月その治療トレーニング

その後郵送にて提出して赤ペン指導されるとうもの。

診療後、2時間ぐらいかけて、マイクロスコープをみながら黙々とトレーニング。

 

なかなか、なかなか鍛錬が必要ですが

長く歯を保存しようとすると、もっとも基本になるのが根管治療、土台の治療ですので

少しでも質の高い治療を行うためには頑張らないとですね。

若い頃は、根管治療はあまり好きではなく普通に行っていましたが、ほぼすべての治療をマイクロスコープ一で行うようになると

根管治療に興味がでてきて、やる気も出てきて、めちゃくちゃ疲れるけれどやりがいを感じます。

根管治療は、一見地味で、患者さんからすると、治療内容が分かりずらいですね。

当医院でもマイクロスコープを活用するまでは、脇に立って診療補助しているアシスタントでさえ、歯科医師が今何をやっているのか、何を頑張っているのか

全く分からずにいました。全然、歯の中はスタッフは見えませんから。

ただ、マイクロスコープで私の見えている物を同時に大画面で見えるようになって、

「あー、歯の中ってこんなに複雑なんだ。」

「なるほど院長はここをキレイにしようとして頑張っているのね」

「根管内が汚かったのが、スッキリキレイになってきたわ」

アシスタントスタッフと一緒に治療ができるようになりました。

 

そして、その内容を治療後に患者さんにお見せしながら、施術内容を説明できる様になりました。

マイクロスコープを用いた治療は、自費治療とはなりますが、

しっかりていねいに、そして長持ちする治療を行っていきたいと思います。

 

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