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次亜塩素酸水のチカラ その1

院長の菊池です。

新型コロナウイルス感染対策として、非常に注目されているのが、次亜塩素酸水です。

実は、当医院では,約10年前から、次亜塩素酸水を積極的に利用した院内感染対策と器具機材の消毒、そして歯周病治療に活用してまいりました。

昨年のコロナによる非常事態宣言のころ、消毒用アルコールが全国的に品不足になり、代わりに次亜塩素酸ナトリウムを水で薄めて消毒殺菌するということがブームになりました。

もうご存じだと思いますが、

次亜塩素酸水と次亜塩素酸ナトリウムは、全くの別物です。

 

次亜塩素酸ナトリウムは、いわゆるハイターを水で薄めたもので、臭くて有害です。当然飲めません。

 

次亜塩素酸水は、いろいろな種類があるようですが、当院で採用しているのは2種類

1 高濃度タンパク分解型除菌水 エピオスウオーター

非常に純度の高い水(RO水)と純度の高い特殊な塩を長時間電気分解してつくる電解機能水です。

弱アルカリ性で、お口の中でブクブクうがいをしていくと中性になっていきます。

もともと無味無臭なのですが、お口の中の汚れと反応して、クロラミンというプール臭のような気体が発生します。

なんか塩素くさいなーと思われることもありますが、まったく塩素とは別物で、あまりおすすめはしませんが飲んでしまっても大丈夫です。

強い殺菌力を有しながら、安全性の高い製品次亜塩素酸水は食品添加物としても認可されている凄いチカラを持った水なのです。

分類としては、食品添加物扱いとなります。

口にしても、為害性がなく安心で刺激性もないというものです。

pH(ペーハー)の関係で、口に含んだときはタンパク分解洗浄作用が強く、その後ブクブクとうがいをしていくと、殺菌力が数十倍に上がっていくという設計になっています。

歯の表面為害性がなく安心で刺激性もないというものです。

当院では、来院された全ての患者さんに治療前にこのタンパク分解型除菌水(高濃度次亜塩素酸水・電解機能水)にて

しっかりとうがいをおこなって頂き、お口の中の細菌数を減らした上で治療に入っております。

この取組は、10年間継続しております。

歯科の場合、院内感染対策が一番大切なのは、来院される患者さんの口腔内だったりしますので、このうがいは徹底しておこなっております。

 

2 エコシステムによる殺菌水

大型の機械で、水道水と塩を分解して電解機能水をつくって、手術室で用いられる内面鏡面加工されている特殊なパイプラインを通じて

院内の全ての治療ユニット、蛇口、手洗いから、強力な除菌水を流しています。

これも、次亜塩素酸水です。こちらは殺菌力を高める設計になっており、医科で入手できるあらゆる殺菌消毒材の中でも

最強の殺菌力となっています。

そして、素晴らしいのは、これで水道法適応ということ。

つまり、飲んでもいいんです。

治療中にお口に入る水はすべてこの強力無害な除菌水ですので、私たちも安心して治療できますし、エアロゾルという飛沫感染予防にも非常に効果的です。

そして、この殺菌水を空中噴霧して、待合室や診療室内の浮遊ウイルスや異臭対策をしております。

なぜか昨年、「次亜塩素酸水はコロナに効かない」などと

メディアでいろいろ取り上げられたのですが、最近になって、少なくともアルコールや他の消毒剤と同等以上の効果があることが分かってきました。

自分たちも、ずーと信じておこなってきたことが正当化されてホッとしています。

 

エコシステムについては詳しくはこちら

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