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患者さんから教えられたメタボリックドミノ

院長の菊池です。
当医院では、全体の治療が終わった方の多くが、予防歯科
つまり、定期的な歯のメンテナンスで来院されております。

先日、遠方からいらしているある患者さんの一言にぐっときました。

「歯周病で悩んでいて、朝起きると歯ぐきの出血で枕が赤くなるんだよ。
さすがにヤバいと思って、あちこち歯周病を治せる歯科はないかと聞きまくっていた。
○○さんの紹介でこちらに伺って、今は本当に良くなった。本当に良かった。」

この方は、高速を使って2時間かけて通院されております。
全体の大がかりの治療をしっかりおこない、私たちが見ても驚くほどの歯周病の改善がありました。
今は、予防歯科として定期メンテナンスに通院されております。

「遠方だからいつまで通えるかわからないけどなー」

「でも、口は身体の入り口だからな。口が健康でないとだめだと思うよ。」

まったくその通りです。
話しを聞いていて、ついつい涙ぐんでしまいました。

近年、メタボリックシンドロームと歯周病との関連が
よく取り上げられるようになってきました。

病気は一度に起きるものではく、生活をしていく中で時間を追って、
いわばドミノ倒しのように病気は発症していく。

メタボリックドミノと言われております。
歯周病や虫歯は、この連鎖の最上流にあります。

「まだ痛くも痒くもないないし、大丈夫。」
と思っている歯周病や虫歯の状態であっても、それは病気のスタート地点。

その下流に位置する生活習慣病が発病してメタボリック・ドミノの最初の1枚が
倒れてしまうとその流れを途中でストップさせるのは難しくなります。

まさに 「お口はからだの入り口です。」
歯周病や虫歯は、全身の組織や臓器に影響を与えると考えられていて、
口腔内細菌によりメタボリックドミノが始まると糖尿病や脳卒中、心不全など疾患のリスクも高まります。

冒頭に紹介した患者さんに対しては、歯周病対策として
タンパク分解型除菌水を用いた全体の除菌療法や プラズマレーザーを用いた除菌療法、
さらには歯周再生療法など、歯周病対策としてはフルコースで治療をおこないました。

結果が出せて本当に良かった。

できるだけ良い状態を維持されることを願っております。

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