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医療法人H&S　院長の菊池です。

9月8日久しぶりに台風の影響を強く受けて、茨城も各所で線状降水帯が発生し、日立や水戸にも影響が大きく出ました。

実は8日夕方から大阪へ向かっておりました。

大阪で行われていた歯周再生療法マスターコース6日間セミナーに参加するためです。

翌日朝から万全の体制で受講したくて、決まって前日夜には大阪へ向かっておりました

今回は朝から台風直撃で、常磐線と東海道新幹線止まったら大変だと心配していました。

夕方、水郡線と常磐線特急が止まっていることを知り、結局、東京駅まで車で直行。

そのまま新幹線に乗ることにしました。

水戸近辺は、まあ滝のような豪雨でしたが、高速に乗ってからは比較的スムーズで、

なんと新幹線は全くの影響なし。

ありがたいです。

ところで、今回のセミナーは、歯周病で失われてしまった組織を再生させようというかなり高度な内容のセミナー。講義と実習で計6日間。

講師は、世界的に有名な歯周病専門医宮本先生と自分が密かに憧れていた尾野先生。

二人とも、超有名人です。

歯周病にかかってしまうと、歯を支えている顎の骨が溶けていきます。

そこに嫌気性細菌が入り込んでしまい、病巣となり、歯周病菌の進行の元になっていきます。

すべてのケースで可能というわけではないですが、条件を満たせば、かなり失われてしまった骨や歯肉を再生させることが可能な時代となってきています。

その基本から応用まで、じっくり学べる非常にレアなセミナーでした。

講義の中では、再生療法をしっかり行い、20年以上もその結果が継続している長期症例を数多く示して頂き

ました。

毎日診療室で診察している患者さんにもすぐに応用できそうな内容もあり、

患者さんに還元していけると思います。

最終日には、受講生のケースプレゼンテーションもあり、自分も過去に行ったマイクロスコープを用いた再生療法のケースを発表させて頂きました。

非常に上手くいったケースで、患者さんにも大変喜ばれた症例でしたが、よりよくするための貴重なアドバイスを頂き、本当に感謝しております。

今後とも、歯周病で悪くしてしまった歯を、手遅れにならないうちに、「歯周再生療法」で少しでも改善して、大切な歯の長期保存に努めていきたいと考えています。

決意を新たにしております。