症例紹介

60代女性_前歯をきれいにしたい_ガミースマイル_歯ぐきが目立つ

  • beforebefore
  • afterafter
年齢 60代
性別 女性
治療内容

今までつめものが「とれる⇒詰め直す」の繰り返しで、前医からは「これ以上は治療は無理」と言われて、インプラントをして欲しいという事で来院されました。かみ合わせが強く,全体的にむし歯が多く、また歯の咬耗が強い。もともと歯の萌出が不完全で歯の長さ(臨床的歯冠長)が短い傾向がありました。笑うと歯ぐきが非常に目立ってしまうため、人前で決して笑えないという状況でした。
歯の長さが短すぎるため、かみ合わせを少し高くすることと、歯周外科を行い、歯を露出させる必要がありました。

治療計画
1 歯周病治療
2 う蝕治療
3 全体咬合挙上 
4 左下インプラント2本
5 上顎前歯クラウンレングスニング(臨床的歯冠長増大手術)
6 全顎歯冠修復
7 メンテナンス 特にう蝕予防

治療期間・回数 約1年半 月2回の来院
費用 税別 インプラント費用1本50万円、歯周外科20万円、かぶせる費用10万〜15万円/1歯
治療のデメリット・注意点

咬合挙上を行うため、全顎のプロビジョナルレストレーションを正確に行い、正しい顎位を決めていく必要があります。
前歯の歯周外科治療後、歯肉の治癒を十分に待つため、約10ヶ月最終補綴物製作となります。
全顎セラミック治療となりますので、仮歯のかみ合わせを十分に確認後、光学スキャナーにてかみ合わせをコピーして最終補綴物へ移行していきます。

治療詳細

  • 初診時

    全体に歯の咬耗と顎提ごと歯が挺出している様子。もともと歯が完全萌出しておらず、不完全萌出の傾向が強い。結果、歯の長さが短すぎる。歯ぐきが見えすぎてしまうガミースマイル傾向となっている。

  • クラウンレングス

    う蝕治療後、咬合挙上し、全体に仮歯の状態で経過観察後、いよいよ上顎前歯の臨床的歯冠長増大手術となります。すべてマイクロスコープ下で非常に精密な手術となります。必要な歯肉の切除と骨の切除と形態修正をしっかりと行い、歯間乳頭が下がらないように歯間乳頭保存手術となります。
    手術時間は約一時間、仮歯を入れてお帰り頂きます。術後の腫れや痛みはまったくないとのことでした。

  • 最終セット

    治療部位が多いため、約1年半ほどかかってしまいました。左下奥歯にはインプラント2本。その他はすべてセラミック治療で、神経を取ることなく治療を終えられました。

  • 治療前後の比較

    大分印象が変わりました。
    最初は絶対に歯を見せて笑って頂けなかったのですが、途中からとてもよい笑顔を見せて頂けるようになりました。

  • 口元の様子

    歯ぐきは少しみえることはありますが、自然な感じで、大変満足されたご様子でした。

    これからは予防をしっかりと行い、長く快適にお使いいただきたいと思います。

関連症例はこちら