院長ブログ
学校歯科健診
本日は久しぶりに平日休診として、終日学校検診とさせていただきました。
午前中は、世矢中 60名弱
午後は、愛保育園 140名
先週は、1歳半健診で20名
毎年この季節に健診を行わせていただいておりますが、子供〜学生は本当に貴重だなとつくづく感じます。
子供の数が激減しています。
市内全体で、1ヶ月間の生まれる子は20人程度。
中学校も生徒数が減っています。
そんな中、愛保育園にいくと、0歳児〜5歳児までの子どもたち140人から、たくさんのパワーをいただいて帰ってきます。有り難い限りです。
本当にニコニコして、こちらまで楽しくなってしまう子供。
泣きたいけれど、がんばってお口を開けてくれている子供
多くの子どもたちはとても協力的で、けなげな感じに癒やされます。
確かに、むしばの数は激減しています。
一方 顎が小さい 口元がポカンとしている 口腔機能発達が十分でない子が増えている。
そして、癒合歯、先天性欠損の子供が増えている実感があります。
さて、
この6月から、歯科の保険治療についての指針が大きく変わり、国が歯科に求めていることが、徐々に明確になってきました。
●健康寿命を延ばすために、歯科が非常に大切であること
●その中でも治療よりも、定期健診が大切であること
定期健診で求められることは3つ
1 虫歯の管理
2 歯周病の管理
3 口腔機能の維持管理
特に今回の保険改正では、この3番目の口腔機能の発育と維持が非常に強く求められるようになってきました。
医療ビックデータから、このあたりが健康寿命延長、ひいては医療費削減、健康づくりに直結するということなのでしょう。
新しい検査も行うように推奨されています。
発育期であれば、正常な口腔機能の発育、早期発見と指導
老年期であれば、口腔機能低下(オーラルフレイル)の予防と早期発見
大分、定期検診に求められることが変わってきました。
そして、きちんと3ヶ月ごとの健診の機会を活かして、健康づくりのお手伝いをすることが求められていることを実感しています。
当院でも健診のシステムやメニューが大きく変わってきています。
特に、口腔機能検査を積極的に行い、継続的に数値管理をしていくことで、客観的に管理していくことを目指しています。