セミナー
リードマネジメントセミナーアドバンス
8月30日から二日間、診療をお休みにして
「リードマネジメントセミナーアドバンスコース」を受講してきました。
台風の影響で3日間新幹線が止まるなど多くの参加者がキャンセルになっていました。
私は平日都内へ向かう際は、普段は特急しか使わないのですが、今回は常磐線が止まるのを予想して、金曜日の朝、都内まで車で向かいました。空いていると90分程度で都心まで行けるところ、やはり3時間。激しい渋滞です。それでも休診にしてまで参加したい理由がありました。
正直、マネジメントは苦手にしてきました。
特にスタッフマネジメントは、ややこしくて、知識もノウハウもなく、なんとなく行き当たりばったりで行ってきたのが現状です。それなりに本やセミナーなどで 学んでは来ましたが、やはり体系的に、しかもマネジメントの本質は何かと言うことをしっかりと学び、そして練習するチャンスと言うのはなかったように思います。
今年になって、リードマネジメントセミナーというものにトータル4日間参加しております。
リードマネージメント とは、選択理論心理学を職場におけるマネジメントに応用した手法と言われています。
成果と人間関係の両立を目指すマネジメントをリードマネジメントといいます。
そして、リードマネージメントには、3つの原則があります。
- クオリティーを追求する
- 他者評価ではなく、自己評価を促す
- 強制をしない つまり職場から恐れをなくす
リードマネジメントとは、
その反対がボスマネジメント。
上司が部下に一方的に指示命令をしていくスタイル。
責めたり、脅したりして強制させることで改善を図る方法。
上司が正解を知っていてそれを伝える。できる上司VSできない部下という構図。
短期的、一時的には成果を上げることができるとは言われていますが、本当に良いチームができるのでしょうか?
これでは最高のチームはできない。
そもそもリードマネージャーの持たなければならない考え方を根本から叩き込まれます。
それまで持っていたマネージャー像とは全く異なる理想のマネージャー像。
スタッフと対立するのではなく、スタッフに一方的に伝えるのではなく、スタッフ一人一人とタッグ組んで共に成果を作っていく。
最終的にスタッフを社会にとって有用な人材に育てあげる覚悟。
そしてスタッフに起きている事は、全てマネージャーの自分自身の投影(自分が源泉)と決めていく覚悟。
単に命令や指示だけでは人は変わらないと言う覚悟。などなど
一言で言えば、「スタッフはマネージャーの 駒ではない。」
いやー 深いですね。
過去の自分を振り返ってみると、私のコミニケーションスタイルと言うのは正解を伝えていくスタイル。
効率的に伝えていくスタイル。
ワンオンワンミーティングでも、ついつい上司として正解を言い続けてしまいます。
相手の話をどれだけ聞けているか?
相手をどれだけ観察できていたか?
相手が自ら自己評価して、自ら自分で改善点を見つけ出す。
そんなアプローチをしてきていたか?
それを理論的な背景や基礎知識やそしてロールプレイング実習を何度も繰り返して、まずは自分に落とし込んでいきます。
マネジメントは技術です。
といわれます。という事は深く学んで練習して繰り返してトレーニングしていけば、マネージメントが苦手な私でも理想とする組織ができるのではないか?
会社の水質を良くして、クリニックの中がより淀みのない明るい気持ちの良い職場にできるのではないか。
そのためにリーダーとしてこれから毎日何をしていくべきなのか?
少なくともそのために自分は学び続けよう。
鍛錬を続けよう。
そう心に誓って帰ってきました。