院長のひとりごと
学校検診でむし歯と言われたら?
6月は学校検診の季節です。
今日も朝から、市内の愛保育園で130人の子どもたちの健診でした。
「よろしくおねがいちます!」
「あいがとうございまちた!」
けなげに挨拶する姿に、ほっこりしてしまいます。
怖いけれど一生懸命がんばってお口を開けてくれる子も。
元気はつらつ、大きなお口を開けてくれる子も。
本当に子供は宝です。いつも元気はつらつパワーを頂いています。
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さて、学校検診の話です。
「学校検診でむし歯ありと言われました。症状ないのでいかなくてもイイですか??」
:いいえ、できるだけ早めに歯科医院で詳しく診てもらうことをおすすめします。
学校で歯科検診を行っていると、多くの生徒に「初期むし歯」や「要注意観察歯」がみられます。実はこれは、今すぐ治療が必要という意味ではなく、口腔内の改善で治療を避けられる可能性がある段階です。
特に初期むし歯の場合、甘い物やダラダラ食べを控えることやフッ素の活用などで、再石灰化といって、歯が自然に回復することもあります。ですから、こうした段階で気づけたことは、むしろチャンスなのです。
ただし、外から見ただけでは正確な進行状況までは判断できません。歯科医院でレントゲンや詳しいチェックを受けて、正確な診断と今後の対応を確認することが大切です。
とくに小学生や中学生は、永久歯が生えそろう大切な時期。将来にわたって自分の歯でしっかり噛み、健康に過ごすためにも、この時期にむし歯を放置しないことがとても重要です。
早めの受診が、「削らずに済む」未来につながることもあります。
ぜひ、お子さんの歯を守る第一歩として、歯科医院での精密検査をおすすめします。