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正中過剰歯とは?

こんにちは。
歯科衛生士の立原です!(^^)!

 

 

『最近来院するお子さんに過剰歯が多くみられるね…』と院長。

 

 

 

ということで!

今月は子供の前歯の過剰歯についてお話させていただきたいと思います。

 

 

 

 

さて,『過剰歯』とはいったいなんでしょう?

 

 

 

過剰歯とは・・・
歯の本数は、乳歯で 20 本、永久歯では親知らずを含めれば 32 本、含めなければ 28 本です が、その数よりも多くできてしまった歯のことを「過剰歯」と呼びます。

 

 

過剰歯ができる原因は、はっきりとは解っておりませんが、歯が作られる段階において歯の種となる「歯胚(しはい)」が余分に作られたり二つに分かれてしまうことによって過剰歯 になると考えられているそうです。

 

 

 

上顎正中埋伏過剰歯・・・通常の歯の本数を超えて存在する余分な歯であり、上顎正中部(前 歯の間)に埋伏していることがあります。歯列発育に様々な影響を与える可能性があります。

 

 

 

 

正中埋伏過剰歯が口腔内に与える影響

①歯列不正・・・正常な歯の萌出を妨げたり、位置をずらす原因となることがあります。
これにより、歯列の乱れや重なりが生じることがあります。

 

②永久歯がうまく生えてこない・・・永久歯の萌出が遅れる、あるいは完全に阻害され
ることがあります。特に上顎中切歯(前歯)が影響を受けやすいです。

 

③永久歯の根を溶かしてしまう・・・埋伏歯が隣接する歯の歯根に接触し、歯根吸収を
引き起こす可能性があります。

 

④嚢胞(膿の袋)ができてしまう・・・過剰歯の周囲に嚢胞が形成されることがあり、これがさらに周囲の歯や骨に悪影を及ぼす可能性があります。

 

 

「子供の前歯が生えてきたが歯と歯の間のすきまが大きい…」

 

「乳歯は抜けたがなかなか永久歯がなかなか生えてこない…」

 

最近お子様のこんな症状がご心配な方、歯科医師、歯科衛生士に是非ご相談ください。

 

正中過剰歯の早期発見は、歯列不正や口腔内の健康問題を防ぐために非常に重要です!

 

定期健診や視診レントゲン撮影を通じて過剰歯の早期発見に努め、必要であれば口腔外科 などの専門外来にご紹介する場合もございます。

 

 

心配なことがあれば何でもご相談ください☺